すてきなドメイン名を思いついても、そのドメイン名はすでに使用されていた、というのはよくあることです。しかし、がっかりする必要はありません。ドメイン名の可能性は無限大であり、別のふさわしいドメイン名を見つける方法もたくさんあります。場合によっては、希望するドメイン名を申し立てることもできます。この記事では、次に打つべき対策について、いくつかヒントをご紹介します。
希望のドメイン名を取得できなくても、非常によく似たドメイン名を利用できることがあります。時には、ほんの少し変えるだけで、誰も使っていないドメイン名になることもあります。ただし、わかりやすいドメイン名にすることを心がけてください。
ドメイン末尾を変える 希望するドメイン名をそのまま使用する方法として、末尾だけを変えるというやり方があります。最も使用されているドメイン末尾(TLD: トップレベル ドメイン)は .com ですが、現在は .academy から .coffee や .photography までさまざまな TLD があります。自分に関連する TLD には、事業内容を説明する効果さえある場合があります。TLD の詳細と、どの TLD が自分に適しているかについては、従来型と新しいドメイン末尾の選び方についての記事をご覧ください。
部分的に変える 語句を少し追加または削除することで、誰も使っていないドメイン名にできる場合があります。ブランド名やビジネス名がすでに確立されている場合は、それを基に工夫してみましょう。
良いドメイン名の鍵はわかりやすさです。
複雑にしない 良いドメイン名の鍵となるのはわかりやすいことです。取得できるドメイン名を見つけようとして複雑になりすぎないように気を付けてください。たとえば、ハイフン、数字、おかしな綴りといったものは避けてください。入力しづらく覚えにくいだけでなく、ウェブサイトに対する信頼感を低下させる可能性があります。最初に思いついたドメイン名に近づけようとして過度に複雑な名前にするよりも、わかりやすい 2 番目の候補にすべきです。
お気に入りのドメイン名を諦めきれない場合は、そのドメイン名を勝ち取るほかに選択肢はないかもしれません。勝ち取れない可能性もありますが、試してみる価値はあります。
買い取りを試みる 希望するドメイン名の現在の所有者に対して、買い取りを申し出ることができます。Whois 情報が公開されている場合は、ドメインの所有者に連絡を取り、ドメイン名を売る気がないか訊ねてみましょう。情報が非公開の場合は、ウェブサイトに連絡先情報が掲載されているかどうか確認します。ただし、所有者が販売を希望する可能性はかなり低く、販売するとしても法外な値段を要求されることがあります。
法的措置 ドメインで使用されている名前の商標を自分が所有している場合は、そのドメイン名について申し立てを行うという法的措置を講じることも考えられます。これが該当するのは通常、自分と同様の商品やサービスを提供している他者が、自分より後にそのドメイン名を使用し始めた場合に限られます。商標が侵害されていると思われる場合は、まず弁護士または法務部門に相談しましょう。
最も簡単で一番良い方法は、新しいドメイン名を考えることかもしれません。その理由を次に示します。
要注意 希望のドメイン名がすでに使用されているということは、他の事業体がその名前を使っているということです。類似するドメイン名を取得しようとすると、オリジナリティの問題が発生したり顧客の混乱を招いたりするばかりでなく、法的な問題が生じる可能性があります。希望するドメイン名がすでにブランド名や商標になっていないかどうか、調査して確認しましょう。ドメイン名は固有のものであると同時に、侵害の恐れがないものである必要があります。
完璧を求めない 完璧なドメイン名などというものは存在しないことを頭に入れておきましょう。それなりに良いドメイン名がすぐ取得できるのに、最初のアイデアをなんとか押し通そうとすれば、多くの時間を無駄にすることになりかねません。頭を切り替えて、新鮮味があって覚えやすい別のドメイン名を考えてみてはいかがでしょうか。
新しいドメイン名を考え出す方法がわからない場合は、最適なドメイン名の決め方 についての記事で紹介しているヒントを参考にしてみてください。
このような戦略を念頭に置いたうえで、そろそろ次にすることを計画し始めましょう。最後のアドバイスになりますが、一番使いたいドメイン名が空いていない場合に備えて、代わりの候補もいくつか考えておきましょう。
ぴったりのドメイン名探しにもう一度挑戦する準備ができたら、さっそく domains.google で検索してみましょう。